離婚届けを出す前の準備

婚姻関係を解消するときに生じる問題をきちんと考えておきましょう。とくに戸籍、財産、親権などは、離婚後の人生に大きくかかわってくる重要な問題です。

離婚後の戸籍と性は？離婚したら戸籍から抜けるのか？

結婚するときには親の戸籍から出て、夫か妻の姓に統一し、もともとその性を名乗っていた側が戸籍の筆頭者となり、新しい戸籍が作られます。戸籍は、夫婦とその子供を単位として作られていますので、離婚するということは、婚姻時に性を変更した側が、戸籍から抜ける必要があります。戸籍から抜ける側は結婚前の戸籍に戻る、あるいは自分を筆頭者とする新しい戸籍を作るのどちらかを選びます。ただし、次の場合は新しい戸籍を作る必要があります。

結婚前の戸籍が除籍となっている場合
離婚後も婚姻中の姓を名乗る場合
子供を自分の戸籍に入れる場合

新しい戸籍を作る場合

結婚前の戸籍に戻る場合は、姓も自動的に旧姓に戻るわけですが、新しい戸籍を作る場合は、どちらの姓を名乗るかを選択することができます。離婚により戸籍を抜ける側が、離婚後、結婚前の戸籍に戻るのか、新しい戸籍を作るのかは、離婚届に記入する欄が設けられてるので、離婚前に決めておく必要がある事項の一つです。子供がいる場合、子供の環境や自分の仕事の都合などよく考慮して決めておきましょう。離婚後の戸籍と性については今後も詳しく紹介していきます。