離婚の悩みや問題解決方法
離婚というのは案外すぐに解決するものです。離婚を決意するだけでも大変な心労があるものです。ポイントとして押さえておくものをここでは紹介していきます。必要以上の負担を背負わないようにしていきましょう。
感情を抑えて客観的に判断する
離婚を決める理由は様々ですが、その過程では多くの葛藤や苦労がみなさんにあります。夫婦という一番密接な人間関係を解消するのですから、感情的なぶつかり合いなまま離婚できることは、大変まれなケースだと考えましょう。話し合いの過程で、つい感情的になるのはしかたのないことです。
しかし、離婚を決意したら、客観的に状況を把握し、自分が何をすべきかを冷静に判断しましょう。「離婚さえできれば」と感情に任せて行動すると必ず後悔することになります。離婚のしかた、離婚の条件、さらには離婚後の暮らしについて、冷静に考える必要があります。また、トラブルなく離婚するには、客観的に相手の考えを理解しようとする姿勢も重要です。
一人で抱え込まずに相談する
親族や友人に心配をかけたくないからと、一人きりで思い悩む人も少なくありません。しかしそれは失敗のもとです。離婚の理由によっては人に話ずらいということもあるかもしれませんが、答えが出ないときは友人など第三者に相談することです。人に話すことで、状況を客観的に把握することもできます。
今、自分がどのような決意でいるのか、その決意に至った理由、そして相手との現在の状況など、時系列に沿って話すというのは、感情的になっていてはできません。そのため、必然的に問題の核心をみつけることができるのです。自分には見えていなかった問題の核心を違った視点から解釈してくれたり、適切なアドバイスをくれたりすることもあるでしょう。前へ進むために必要な手助けは、遠慮せず受け取りましょう。
書面と証拠
離婚に伴う取り決めは、必ず書面にするようにしましょう。口約束だけでは後々トラブルのもとになります。とくに慰謝料や財産分与、養育費など金銭が関係する取り決めは強制執行認諾文言付公正証書にしておくと安心です。これがあれば、支払が滞ったときに裁判手続きを経ずに強制執行することができます。
また、離婚理由が相手の不貞行為の場合には、証拠を集めておきましょう。調停や裁判になったときに必要になります。不貞の場合、証拠として一番優れているのは写真やビデオなどの映像です。ただし厳密には証拠能力の有無の判断が難しいものが多いのも事実です。肉体関係があることを立証するには不十分と判断されてしまうこともあります。また、DVの場合は、傷の写真や医師の診断書などが主な証拠となります。
不貞の立証は難しい
不貞行為を理由に離婚請求する場合には、請求する側が配偶者と異性の愛人との肉体関係を確認ないし、推認できる証拠を立証する必要があります。また裁判所では詐欺や詐称行為を防ぐために、不貞行為の証拠を厳しく制限しています。証拠の集め方などは、探偵事務所や弁護士などのプロのアドバイスを受けるようにしましょう。
コメントを残す