離婚と向き合うために
離婚と向き合うには、大きな勇気と決意が必要です。次から次に出てくる問題に頭を抱え、不安を感じている方も多いかもしれません。しかし、不安を抱えていては、正しく問題と向かうことはできません。不安のもとになっている問題点をきちんと整理し、それらを解決していくために、自ら行動する必要があります。
当サイトでは、離婚に際して多くの方が直面する問題を、具体例を挙げながらわかりやすく解説しています。まずはみなさんにとって何が一番重要で解決しなければならないことなのかを、きちんと整理することから始めてみてください。
離婚を考えるということは、これからの自分の人生と向き合うことと同じです。もしかしたら、きちんと自分と向き合うことで、離婚を思いとどまることになる方もいらっしゃるかもしれません。しかしそれもあなたの答えの一つだと思いますし、間違いはないと思います。重要なのはけっして一時の感情で決めてしまわないということです。このサイトが、あなたがしあわせへの一歩を踏み出すきっかけになれればと思っています。
離婚をする前に考えておかなければいけない3つのポイント
離婚について具体的に考え始めたとき、あまりにも決めなければいけないことが多くて気が滅入ってしまいがちです。これまで一緒に生活してきたパートナーと厳しい交渉を進めなければいけないですし、離婚に関する手続きも非常に多いです。
すべての問題を一気に片付けるのは難しいです。しかし、とりあえず離婚についての全容を把握して少しずつ手をつけていくことで一歩ずつ確実に前に進むことができます。まずは離婚をする前に考えておかなければいけない3つのポイントを事前に把握しておきましょう。
(1)相手の同意を得ているか?
相手が離婚に同意しているかどうかで離婚の手続きがスムーズに進むかどうかが大きく変わってきます。また相手の同意が有るか無いかで、離婚の方法も変わってきます。相手方が同意している場合は協議離婚ができますが、相手が離婚に応じてくれない場合は、調停や裁判を経ることになります。
度重なる浮気のように決定的な離婚原因があれば、相手方が離婚に応じていない場合でも、離婚することができます。とはいえ、それらの原因にも証拠が必要になってきます。浮気の明確な証拠をつかむためには、浮気調査サービスを利用するのも一つの方法です。
(2)お金に関すること
「離婚したい!」となると、「一瞬でも同じ空間にいたくない!」という想いが強くなってしまいがちです。結婚生活が思うようにいかず、ストレスも溜まってしまって「お金のことは後でどうとでもなるから、とにかく離婚手続きを早く済ませたい!」そんな気持ちになってしまうのもわかります。わかりますが、少し冷静になってしっかりとお金に関することも考えておきましょう。
「男女平等の社会」というものを目指して、制度なども改善されている部分もありますが、やはり男性と女性では収入の差が歴然としているのも事実です。結婚を機に専業主婦として家庭に入った方が、離婚した後にすぐに高収入な仕事に就けるかというと厳しいといわざるをえません。離婚後の生活のことも考えて、お金に関することも離婚成立の前にしっかりと話し合っておくべきです。
離婚時のお金に関すること。財産分与はどうするのか?
夫婦の共有財産をどのようにして分けるのか?その金額はいくらなのかを決めます。財産分与というと現金や銀行預金をイメージしがちです。しかし、結婚生活が長くなればなるほど、気づかないうちに財産といえるものが増えていたりします。家やマンションなどの不動産、自動車や家財道具などなど。どのように分けるかを一つひとつ決めていかなければいけません。
どこまでが共有財産になって、どこからが共有財産にならないのかをまとめました。気になる方は参考にしてみてください。
>> 離婚時の財産分与で共有財産にあたるものはコチラ
慰謝料を請求するのか?
相手方の不貞や暴力などが離婚原因の場合、こちらが受けた苦痛に対して慰謝料を請求することができます。ところが、慰謝料の金額をどのように決めるのかはあまり知られていません。精神的な苦痛という感覚的なことに対してどのように慰謝料を決めていくのか、についてまとめました。参考にしてみてください。
>> 慰謝料はこうやって決まる
年金分割はどうするのか?
夫の厚生年金や共済年金の払い込み保険料を、婚姻期間に応じて最大0.5の割合で分割することができます。結婚する前、結婚した後と払い込んできた年金をどのような形で受け取れるかについては年金分割制度について知るのがオススメです。
>> 年金分割制度について 詳しくはコチラから
婚姻費用を請求するのか?
夫婦には婚姻費用(結婚生活に必要な生活費)の分担義務があり、別居中は夫に対して生活費の請求ができます。婚姻費用は、算定表を基準にして計算します。
>> 婚姻費用について 詳しくはコチラから
離婚に対して、お金に対する問題はきちんと準備をしておくことが重要です。自分の一番気になるページから読んでも問題ありませんし、全体を把握するために、全ページ読み込んでもいいと思います。
(3)子供に関すること
お子さんをお持ちの方であれば、面接交渉の取決めなどの子供に関することも重要になってきます。戸籍と姓がどう変わるのか?一人親家庭への国や自治体からの行政支援などなど。子連れ離婚する前にしっかりと確認しておきましょう。
親権を得られなかったからといって子供と二度と会えないという訳ではありません。親権のない親でも面接交渉権を使って子供に会う権利がありますので、事前に具体的な取り決めをしておきましょう。
どのような原因であれ子供は離婚の被害者です。きちんと話をして、精神的なケアもしっかりとしてあげる必要があります。
未成年がいる場合親権者を夫と妻のどちらにするのか?
夫婦の間に未成年の子供がいる場合、離婚に際してどちらが親権者になるのかを決めなければなりません。親権を巡って夫婦で対立してしまうというケースもよくあります。親権者を決めるポイントについてまとめたので、そちらも参考にしてみてください。
>> 親権者を決めるポイントについて 詳しくはコチラから
養育費はいくらになるのか?
養育費は夫婦の収入や、子供の人数と年齢に応じて、算定表を基準にして計算します。離婚の際に決めた養育費の金額については、その後の増額請求や減額請求も可能です。万が一、養育費の支払が滞ってしまった場合のための対処法もあります。養育費支払いについてまとめましたので、参考にしてみてください。
>> 養育費の支払いが滞った場合の対処法はコチラから
面接交渉の方法はどうするのか?
子供と離れて暮らす親(親権者になれなかった)と未成年の子供との面会の方法を決めます。親権を得られないとわかった時はショックが大きいかもしれませんが、面接交渉の内容についても離婚前にしっかりと決めておきましょう。年に何回会えるのか?宿泊してもいいのか?など事前に決めておくことで離婚後の面会がスムーズになります。
>> 面接交渉の取決め方について 詳しくはコチラから
離婚したことを会社へ報告する義務はあるのか?
離婚すると関連した手続きが色々と発生します。また、離婚したことを伝えておかなければいけないケースもいくつか出てきます。プライベートなことだし、できれば離婚を会社に知られたくない、という方も少なくないと思います。離婚の報告については会社によって取り扱いが異なるので、まずは直属の上司や総務部・人事課あたりに相談するのがよいかと思います。
離婚を会社に報告するタイミング
離婚についてどのタイミングで会社に報告すればいいのかは悩むところです。私の私見ですが、離婚届の提出まで終わった段階でサラッと上司に報告するというのがよいかなと思います。離婚して姓が変わる場合も、社内では旧姓のままで通すことを希望すれば配慮してくれると思います。わざわざ離婚したことを公にする必要はありませんからね。
会社に報告しなくても結局は離婚したことがバレる理由
上司や同僚にも何も言わなければしばらくの間は離婚したことを気づかれないかもしれません。しかし、健康保険や年金、税務上の処理などを行ううえで会社と役所とのやりとりの中で離婚したことはわかります。もちろん、総務部などの担当には守秘義務があるので離婚したという事実がむやみに広がることはないと思います。
とはいえ、結局のところわかってしまうわけですし、離婚によって生じる事務手続きなども発生すると思いますので自分から直属の上司に報告するというのが一番かと思います。
浮気や不倫を理由に離婚したいときの慰謝料の相場っていくらぐらい?
不貞行為(浮気や不倫)のときの慰謝料の相場
浮気や不倫などが原因で離婚をする場合に相手に慰謝料を請求することができます。とはいえ、慰謝料の額を決めるのは難しいのが現実です。というのも、「精神的苦痛」を理由にした損害賠償請求になるので、苦痛の程度を客観的に決めるのが難しいからです。
そうはいっても、いくらぐらいの慰謝料が支払われるのが一般的なのかという数字も大体わかっているようです。請求する相手の収入や、不倫・浮気の悪質性、結婚期間の長さによって変わってきますが、100万円から500万円の間で決着することが多いようです。
浮気や不倫を理由に慰謝料を請求するといっても、口頭で不貞の事実を訴えるだけでは請求できません。慰謝料を請求するために準備しなければいけないものがあります。
慰謝料を請求するために必要なこと
不倫や浮気があったということを証明する証拠が必要になってきます。特に証拠として重要になってくるのが、「肉体関係があった事実を証明するもの」です。肉体関係があるかどうかを証明するのは難しいです。なぜなら、そういった行為は室内で行われるからです。では、どのように肉体関係を証明すればいいのでしょうか?
「性行為に及んでいる現場に足を踏み入れる」というのも一つの手段ではありますが、自宅でもない限りそのようなシチュエーションはなかなか訪れないでしょう。状況証拠を集めることになりそうです。例えば、肉体関係を結んだことを裏付けられるメールや手紙のやりとりの文面は証拠になります。また、ラブホテルに二人で入って長時間中から出てこなかったという事実も証拠になりえます。これがビジネスホテルだと、「打ち合わせ」と言われたら覆すことが難しかったりします。
「餅は餅屋」という言葉がありますが、浮気調査に力を入れている探偵事務所などに相談するのも一つの方法です。尾行や張り込みにしても、想像以上の労力を使います。素人が浮気現場を押さえようと思って四苦八苦しているうちに、こちらの動きを察知されてガードが固く、付け入るスキがなくなってしまったら元も子もありませんからね。
離婚手続きの流れ
離婚を手続きを進める際の大まかな流れをまとめてみました。離婚前後は精神的にもまいってしまいがちですし、冷静に手続きを進めるのが難しかったりします。目の前のことだけに追われることのないように、全体の流れを事前に抑えておきましょう。
離婚を決意
普段から結婚生活に不満やストレスを感じていても、たいていのことは我慢したりします。タイミングや原因の違いこそあれ、離婚は「絶対離婚する!」という決意から始まります。そこまでの決意が持てないのであれば、中途半端に離婚手続きを進めるのはオススメしません。今一度、なぜ離婚したいと思ったのかなどを整理してみましょう。
夫婦による話し合い
一旦離婚すると決まったら、(もしくは相手が離婚すると言ってきたら)話し合いが必要になってきます。感情的なことだけでなく、離婚後の生活をどうするのかとか、お金のことや子供のこと、親戚にどのように伝えるかなど、できるだけしっかりと話し合っておくのがベストです。話し合えるような状態ではない場合は、代理人を立てるなり、専門の弁護士などに依頼するなりして、条件などをしっかりと決めていきましょう。
離婚届の作成と提出
離婚に関する取り決めを話し合って決めた段階で、離婚届の作成と提出を行います。できれば養育費、財産分与、解決金などに関する公正証書は離婚届を提出する前に作成しておきましょう。離婚した途端に相手が交渉に応じてくれなくなってしまい、養育費などをもらえないという可能性もありますので。
離婚後の手続き
離婚届の提出が終わると、ホッと一息つきたくなりますが、ここからがまた大変です。戸籍の移動や公共料金、金融機関、カード会社、運転免許の名義変更、職場への報告などシンドイことがたくさんあります。どのような書類を提出して、どういった申請をしなければいけないかをノートなどにまとめてスケジュールを立てて取り組むのがおすすめです。
離婚後の子育て
シングルマザーになっても、シングルファーザーになっても世間からの風当たりは厳しかったりします。へこんでしまうようなこともあるかもしれませんが、気持ちの切り替えを上手に行って、子供を守っていくという気持ちを強く持っていくことが大事になってきます。
離婚に至る手続きから離婚後の生活までの流れの中に、調停離婚や弁護士への相談などなど細かなものが入ってきます。一つでも欠けてしまうと、それだけスムーズに手続きをすることができなくなってしまいます。全体の流れをある程度頭の中に描いて、スケジュールを組むことが重要です。
気になる離婚の原因の第一位は・・・?
離婚の原因には色々なものがあります。夫婦によって、抱える問題が異なってくるので離婚の原因も多種多様なものになります。数ある離婚の原因の中でも圧倒的に多いのが「性格の不一致」です。性格というのがどこまでのことを言うのか曖昧ではありますが、離婚理由として最も多く挙げられているのも事実です。
「性格の不一致」では離婚できない!?
もし、あなたが離婚したいと思っている理由が、離婚の原因として最も多い「性格の不一致」であるなら注意が必要です。というのも、性格の不一致を理由に離婚するには夫婦双方が合意していることが必要になるからです。
もし相手が「離婚したくない」と離婚に同意してくれず裁判にもつれこんだ場合に、「性格の不一致」だけでは離婚が認められないというケースが多いです。
日本で最も離婚が少ないあの県のヒミツ
総務省の統計なんかをチェックすると日本で最も離婚が少ないのは新潟県だそうです。「なんで少ないのかなぁ?」と不思議に思ってネットで調べてみると「お米どころだから肌がキレイな美人が多い」とか「豪雪地域だからたくましく、優しい女性が多い」といった理由が挙げられていました。そういう理由も少なからずあるんでしょうけど、なんとなく腑に落ちない感じがしました。
というのも、東京23区で働いてたり住んでいる女性も強さと美しさを兼ね備えている人が多いと感じます。美魔女なんて言葉があるように、アンチエイジングさせたら東京や首都圏の女性には勝てる気がしません。それでも離婚の数は多いです。何かしらヒミツがあるんじゃないかなぁ、と気になって過ごしていました。
ある日、ふとこんな話を耳にしました。新潟や富山では、小さい頃から結婚に対しての価値観を教えられているらしい、と。「結婚に過度な期待をせず、普通に暮らすのが一番だよ」というようなことを伝えている言葉に「結婚は寛容と忍耐とあきらめ」というものがあるんだとか。恋人同士の延長にいるラブラブ新婚生活の間は「寛容」の気持ちで何でも許せちゃう。結婚生活に慣れてくると色々と相手の気になる部分が出てくるけど「忍耐」で我慢して過ごす。さらに長く一緒に生活していくと、我慢もできなくなる。でも「この人はこうなんだからしょうがいか」と「あきらめ」の気持ちで過ごす。ということらしいです。
小さい頃から、こんな風に結婚に対しての現実的な対処法をなんとなく教えられていたら離婚率が低くなるのも分かる気がします。「美人で気立てがいいから」という理由よりも納得しました。結婚生活に過度な期待を持ってしまうと、その期待が裏切られたときのショックが大きくてスグに「離婚だ」なんて話になるのかもしれません。離婚したいと思ったときに、一度本当にそこまで深刻な問題なのか?笑って流せば済むことじゃないのか?も考えてみるといいかもしれませんね。
シングルマザーの貧困問題について知ってますか?
「離婚したい」と思い、まっしぐらに離婚を成立させてしまうのは軽率だと思います。特に離婚してシングルマザーになるのであれば、相当の覚悟が必要になってきます。きれいごとだけでは食べていけないので、シングルマザーの現実についても知っておくことをオススメします。
シングルマザーの仕事
結婚・出産を経た後も旦那さんと同じくらい稼いでいる方は別ですが、専業主婦として過ごしていた方が離婚をきっかけに仕事探すのはものすごく大変です。「男女平等の社会を」とか「女性の働きやすい職場を」とかいったスローガンを掲げている会社も多いですが、実態が伴っているかは定かではありません。会社側から見るとシングルマザーは、育児に時間を取られるからという意味でリスクが高いと判断されることが多いようです。
シングルマザーになっても仕事に就けるチャンスを広げるために資格を取得するというシンママさんも多くいらっしゃいます。比較的短期間で資格取得できて、全国で就職・転職しやすいとされている医療事務資格が圧倒的に人気があります。座り仕事が中心なので、体力的にも負担が少なかったり、子供の病気で休むといった場合にも理解を得られやすい職場環境というのは魅力的ですね。
こんなに低い!?シングルマザーの平均年収
シングルマザーの年収については、統計情報などを調べてみると大体の数字が見えてきます。いろいろな情報が出ていますが、シングルマザーの平均年収は100万円台のようです。育ち盛りのお子さんを抱えているのに月10万円弱の生活費で暮らしていかなければいけないという計算になります。仕事と育児の両立だけでも大変な上に経済的にも緊張状態が続くというのは過酷以外の何ものでもありません。
もちろん賢く節約することで、少ないお金を有効に使い貯金までできるという方もいます。でも離婚してからどのような経済状況になるかある程度の見通しは立てられるので、離婚前にできるかぎりの準備をしておくことが大切になってきます。
シングルマザーになる前に準備しておきたいこと
とにかく経済的に安定していられることを最優先に考えましょう。ぜいたくをする必要はありませんが、最低限の衣食住が満たされていないと正常な判断ができなくなってしまいます。シングルマザーというだけで心無い言葉をかけられたり、嫌な思いをすることもあるので気持ちを強く持つためにも生活の基盤をしっかりと確保しておきたいものです。
衣食住を安定させるためにできることは全てやっておきましょう。今仕事を続けていて、子供と一緒に暮らしていくのに不自由していないくらい稼げているなら、お子さんの心のケアを中心に考えてみましょう。お金があれば暮らしてはいけますが、子供の心のケアは別の問題ですからね。
今、仕事に就いていないという方はひとまず実家の両親や兄弟、親戚などに相談してお世話になれるかどうかを確認しておきましょう。出戻りはカッコ悪いという気持ちや、迷惑をかけたくないという気持ちも出てくると思います。でも背に腹は変えられませんので、恥を捨てて頼んでみましょう。助けになってくれれば心強いですし、生活を立て直すまでのスピードも早まると思います。
仕事もない、両親など頼るあてもないときは・・・
離婚後の生活を送る上で一番問題になってくるのは、このパターンだと思います。実際の離婚の手続きに入る前にできるだけ貯蓄をしておく、資格の取得や仕事探しをしておく、もしものときに頼れる人を見つけておくなどの準備を入念にしておきましょう。もちろん夫から養育費をしっかりと受け取れるように、どのような手続きが必要なのかも調べておく必要があります。
夫との生活に耐えられないからといって、サッサと離婚手続きを済ませたものの、その後の生活が立ち行かなくなっても誰も助けてくれません。食べていくことができないからと、夜の仕事に就かなければいけなくなるという可能性も出てきます。離婚した後の生活をスタートするにも色々とお金がかかります。収入がストップしてしまっても1年は暮らしていけるくらいの貯蓄を最低限貯めてから離婚の話を進めましょう。
ホントに離婚してもいいの?
夫婦生活でなんとなく嫌なことが続いて「離婚」という言葉が頭に浮かんで、このサイトを見てくださっている方も少なくないと思います。離婚って、想像以上にハードですしその後の人生に大きく影響してしまうイベントでもあります。サイト管理人の私も、「可能ならば離婚はしない方が絶対にいい」と思っています。
離婚を思いとどまるきっかけにしてほしい
旦那の浮気が発覚した、とか育児を全く手伝ってくれない、といったストレスは程度の差こそあれ多くの方が感じています。「なんでこんな人と結婚してしまったんだろう」と落ち込んでしまうこともあります。でも、一緒にいてくれることや育児はダメだけどちゃんと生活に困らないように稼いできてくれることなど、いい所も探せば見つかるはずです。お子さんのかわいい寝顔を見て気持ちを落ち着かせるというのもいいかもしれません。結婚生活の中で嫌なことがあったから即離婚、というのはあまりにも短絡的な気がします。
このサイトを立ち上げたのは、離婚を考え始めた方への情報提供という意味もありますが、実は「離婚を思いとどまるためのきっかけにもなれれば」という意味もあります。離婚後の生活は、特にシングルマザーにとってはイバラの道です。離婚せずに済むのであれば、その方がよいに決まっています。離婚についての情報を提供しつつ、「離婚するのメンドクサそうだからやめよ」と思っていただければ、それはそれでうれしいです。
離婚に踏み切る前に確認しておきたいこと
離婚後の人生を少しでも歩みやすくするために、離婚前に確認しておきたいことをまとめました。当てはまるものが多ければ多いほど、離婚後の生活にプラスになります。ほとんどの項目が当てはまらないようであれば、もう一度離婚を考え直して見た方がいいかもしれません。
- 健康には自信がある。
- 収入がゼロになっても1年以上暮らしていけるだけの貯蓄がある。
- 親も離婚について理解してくれていて、実家のお世話になれる環境がある。
- 仕事に就いていて定期的な収入がある。
- 周りに心無い言葉をかけられても、気にしない自信がある。
- 辛いときに相談できる友人がそばにいる。
離婚だけが解決策ではありません。相手に対して離婚を切り出したとしても離婚届を提出していなければ引き返すことはできます。多くの方に祝福されて結婚したんだということ、お子さんがいるのであれば離婚によって心にキズをつけてしまうということ、なども含めてしっかりと考えてから結論を出すようにしてください。
離婚したい原因がDVの場合は身の安全を第一に
ここまで、離婚をもう一度考え直してみて、というような話をしてきましたが、離婚したい原因が家庭内暴力(DV)の場合は例外です。あなた自身やお子さんの身に危険が及ばないように、まずは身の安全を優先してください。離婚を切り出すことで逆上される可能性もありますので、安全な場所へ避難するのを第一に考えてください。
離婚の手続きについてまとめ
離婚は結婚の何十倍もの労力が必要だと言われています。当サイトが離婚について悩まれている一人でも多くの方の役に立てればと思っています。何かのきっかけで仲直りすることになるかもしれませんので、最後の最後まで夫婦二人で一緒に進んでいくことが大切だと思います。